代表的な疾患とそのサイン
胃腸炎
食べ物を戻す、便の様子が普段と比べて緩かったり下痢をしたりする。
外耳炎
頻繁に耳をかいたり頭を振ったりする、耳の臭いや汚れが目立つ、耳が赤い。
皮膚病
皮膚が赤い、湿疹・カサブタがある、痒がる、毛が抜ける。
歯周病
口が臭い、歯の色が茶色い、頬が腫れる。
心臓病
呼吸が荒い、咳をする、動きたがらない。
関節炎
歩くのが遅くなった、時々手や足を挙げている、体をさわると痛がる。
腫瘍(がん)
しこりができる、元気がない、食欲がない、体重が減る。
白内障
目が白く濁って見える、家具などにぶつかりやすくなる。

診察方法
飼い主さまからのお話を伺うとともに、触診によって全身をチェックしていきます。
犬の場合、毛並みやツヤの有無も重要な情報になります。
また、ちょっとした「できもの」でも、がんの可能性を疑った方がいいでしょう。
これらの所見を詳しくご説明しますので、適切な治療計画を一緒に考えていきましょう。

当院からのアドバイス
人間と同じように、長生きによって犬の病気も増えています。
注意したいのは、病気に気付かないまま悪化してしまうケースです。お散歩などの機会を利用して、同じ犬種と比較してみてはいかがでしょうか。肥満気味であれば、体調管理やフードのアドバイスをいたします。
毛並みの状態などに違いがあったら、「我が子の個性」と考えず、気軽にお声がけください。